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クラフトビールのイラスト

ライディーンビール

猿倉山ビール醸造所の写真

新 潟

八海醸造株式会社
猿倉山ビール醸造所

日本酒「八海山」で有名な八海醸造㈱が手掛けるクラフトビールがあることをご存知ですか?
日本有数のおいしいお酒や米どころである新潟県南魚沼市で、八海醸造㈱が運営している「魚沼の里」。
その一角にある猿倉山ビール醸造所でつくられるビールが「ライディーンビール」です。
今回の取材では、猿倉山ビール醸造所にお邪魔して、ライディーンビールについて色々お話を伺いました!

ライディーンビールのロゴ
猿倉山ビール醸造所の写真1

雷電様の清水

ブランド名「ライディーン」の由来は、仕込み水である南魚沼の名水「雷電様の清水」。
霊峰・八海山より湧き出るこの岩清水は、極軟水で日本酒の仕込み水でもあります。
おいしい水がおいしいお酒をつくるのは、日本酒でもビールでも変わりません。

極軟水でつくられる「ライディーンビール」は、ビアスタイルの特徴を生かしながらもクリアで飲みやすく、様々な料理に合わせやすい味わいに仕上がります。

猿倉山ビール醸造所の写真2

ビールづくり

猿倉山ビール醸造所に入ると、整然と並ぶピカピカの発酵タンクが目に飛び込んできます。
実は、これらのタンクはリブランディング(旧:八海山泉ビール)以前から25年以上も使用されているとお聞きしてびっくり!

ビールづくりでは、これらのタンクも使って、麦芽やホップなどの素材を見極め、同じクオリティの味わいを保ちながらも、微妙な調整を加えているのだとか。
何年もの年月をかけて培われた技術や経験が、一杯に凝縮される、ビールづくりの奥深さを感じます。

猿倉山ビール醸造所の写真3

ビアスタイル

ピルスナー・アルト・ヴァイツェン・IPAなど定番のビアスタイル以外にも、限定商品として、様々なビールづくりにも挑戦しています。

例えば、「麹ベルジャンホワイト」は、米麹を発酵素材とする日本酒メーカーならではのユニークなチョイスで、柑橘系のさわやかな香りとスッキリとしたのどごしが魅力的なビール。
しかし、米麹の取り扱いが非常に難しく、着手から2年もの月日を経て商品化までたどり着いた逸品とのこと。
今後のシリーズ化にも期待が高まります!

猿倉山ビール醸造所の写真4

醸造だけじゃない

醸造所というと、どこか閉鎖的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、猿倉山ビール醸造所は天井が高く開放的でゆっくりとくつろぐことができます。

出来立てのクラフトビールが楽しめるビアバーでは、醸造所で醸造されたビールをその場で味わえる贅沢な体験ができ、ビールと同じ「雷電様の清水」を使用したパンが並ぶベーカリーやオリジナルグッズ等が購入できるリカーショップも併設されていて、特別な時間が過ごせる空間になっています。

猿倉山ビール醸造所の写真5

おすすめ

クリアで飲みやすいライディーンビールは、どんな料理にもペアリングできます。例えば、「IPAと雪室熟成ソーセージ」の組み合わせ。特に、ピリッとした辛味が効いたチョリソーと苦味のあるIPAの相性は抜群!

魚沼の景色を眺めながら、出来立てのクラフトビールと焼きたてのソーセージをのんびり楽しむのはいかがでしょうか。もちろん、ショップでビールとソーセージを買って、おうちでじっくり楽しむのもおすすめです。


最 後 に

「魚沼の里」には、猿倉山ビール醸造所だけはなく、日本酒「八海山」をつくる酒蔵や見学ができる雪室、魚沼産こしひかりを使った食事処、カフェ、ショップなど、雪国・魚沼ならではのお酒、食文化、自然を感じることができる施設がたくさんあります。

お酒や食文化、自然が好きな方は、ぜひ一度「魚沼の里」を訪れてみてください。

きっと、素敵な思い出が待っていますよ!

2023年4月
取材協力:株式会社八海山、八海醸造株式会社