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クラフトビールのイラスト

遠野醸造

猿倉山ビール醸造所の写真

岩 手

株式会社遠野醸造

ビールづくりの要であるホップの栽培面積日本一といえば、岩手県遠野市。遠野にはホップ栽培60年の歴史・伝統が息づいています。 その中で、ホップへの想いと愛情が込められたクラフトビールを生み出す「遠野醸造」を取材させていただきました。
今回は、遠野の地で醸されるビールの魅力に触れながら、遠野のホップ・ビール文化もご紹介します!

遠野醸造のロゴ
遠野醸造の写真1

タップルーム

遠野駅からわずか徒歩3分の距離に位置するタップルームに到着!
店内はカフェのような居心地の良い雰囲気が広がっています。
さらに、奥には醸造タンクがチラリと見え、ビールの醸造プロセスを垣間見ながら、作り立てのクラフトビールを味わうことができます。

ビールを詰め替えできる容器であるグラウラーにビールを詰めて、おうちでゆっくり楽しむ地元の方も多く、地元の人々に愛されているブルワリーの魅力がうかがえますね。

遠野醸造の写真2

醸造

遠野醸造では、ビアスタイルに合わせたホップの使い分けを行いながら、新鮮な遠野産ホップも積極的に使用していることが特徴で、トガッた味わいよりも飲みやすさやバランスの良さに重点を置いているとのこと。

スタンダードなビアスタイルに日々磨きをかけ、高品質なクラフトビールを提供しています。
今後の展望として、遠野産のベリー系を活用したサワービールの醸造も検討しているそうで、これからの新たな試みに期待が高まります!

遠野醸造の写真3

ビールの種類

遠野醸造ではペールエールが一番人気!ホップの香りと苦味が絶妙に調和したクラフトビールの王道です。

さらに、IPAやスタウトなどの定番ビールに加えて、季節ごとに山椒や完熟梅などの副原料を使って、旬の味わいを楽しむことができる期間限定のビールも多数醸造。
また、ビールのネーミングセンスも個性的。例えば「しおツェン」など。その由来については、ぜひタップルームで飲みながらスタッフに聞いてみてください!そのストーリーはビールを味わう楽しさを一層深めてくれるはずです。

遠野醸造の写真4

FOOD

直営タップルームでは、クラフトビールだけでなく、遠野名物や素材を生かしたおつまみも楽しむことができます。

特におすすめは、新鮮なラム肉をサッと炙った「ラム肩ロースのたたき」です。ジューシーなラム肉の旨味が口いっぱいにひろがります。この逸品は、遠野醸造のクラフトビールとの相性も抜群!
また、地元産の野菜を使った「ビアピクルス」も、クラフトビールとのマリアージュが楽しめます。

遠野醸造の写真5

ビアツアー

タップルーム以外でも、素敵なビール体験ができることをご存知でしょうか?
遠野では、春から秋にかけて、ホップ生産地の魅力をたっぷりと満喫できる体験ツアーも開催しているとのこと。

マウンテンバイクに乗って遠野の里山を巡りながら、ホップについて学び、ホップのグリーンカーテンに包まれながら、生のホップを目で見て、触れて、その香りや風味とともにビールを味わうことができるツアーで、ホップを知る貴重な体験になるはず!
ビール好きや自然が好きな方は、ぜひ参加してみてください。

遠野醸造の写真6

遠野ホップ収穫祭

ホップとビールの街を象徴する人気イベント「遠野ホップ収穫祭」は、毎年8月に開催されます。
2019年には、1万2000人もの人々が訪れる盛大なイベントとなりました。

この収穫祭では、遠野醸造を含む30種類以上のビールや遠野市内の飲食店の自慢のおつまみが大集合!
さらに、特別ライブやバスで行くホップ畑体験など、お楽しみがいっぱいです。


最 後 に

遠野は日本随一のホップ生産地であり、持続可能なホップ栽培を目指す「ビールの里プロジェクト」が官民一体となって進行しています。
ご紹介したビアツアーや遠野ホップ収穫祭もこのプロジェクトの一環であり、ホップとビールで街を盛り上げています。

遠野の魅力を最大限に楽しむため、ぜひ一度訪れてみてください!

2023年6月
取材協力:株式会社遠野醸造、株式会社BrewGood